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​OSV

​オフショア支援事業

オフショア支援船を通して、
​        日本の海洋事業発展を支える

​日本は昔から「島国」と呼ばれるほど、海に囲まれた国です。国土面積約38万㎦に対して海洋面積は447㎢と陸に対して海がおおよそ11.8倍と大自然に恵まれています。しかし、残念ながら日本の海洋開発事業や洋上風力発電設置においては世界に遅れをとっていた事実があり、発展を図るための国策として海洋基本計画が見直されています。

​オフショア支援事業とは

​オフショア支援事業とは、原油や海底資源の採掘といった海洋開発事業に携わる海洋プラットフォームをオフショア支援船を用いて、曳航業務や人員物資を輸送したり、地質調査船を用いて海底の土を​採掘する事業のこと言います。

日本では、海を活用した再生可能エネルギーの導入が加速しており、その中でも洋上風力は、海に設置された大きな風車を利用して電気をつくる、地球に優しい発電方法です。​これからの時代、日本のエネルギーを支える大切な存在になると期待されています。​SNマリンではこのような洋上での大きなプロジェクトを船の力で支える重要な役割を担っています。

風車

​  最新装置「DPS」により安全で確実な運航管理を実現

オフショア支援船には、曳航作業やサプライ作業、地質調査業務といった特殊な作業に従事するために、DPS(Dynamic Positioning System)「自動船位保持装置」を搭載しています。この装置は設定した位置に自動的に定点保持できるようなシステムで、風や波、潮の流れによって常に動く船を正確に同じ位置に留めることができます。

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最新で特殊な装置のため、操作するにはDPO「Dynamic Positioning Operator:ダイナミック・ポジショニング・オペレーター」という、国際的に決められた資格制度があります。DPOになるには、基礎条件があるほか、講習の受講や海上実習などがあり、時間がかかるため、難しいものになりますが、当社が全面的にサポートしています。

DP船の需要は、洋上風力・海底資源開発の増加に伴い、日本でも高まっていくと考えられているため、船員自身のスキルアップにもつながります。

​※DPOの受講対象者は、当社の規定がございます

​  IMCAメンバーシップ加盟

当社は2024年に、海洋事業者の国際団体IMCA(International Mrine Contractors Association:国際海洋請負業者協会)からメンバーシップ加盟の正式承認を受けました。

IMCAが提供するOVID(Offshore Vessel Inspection Database: オフショア船の安全性、運用能力、環境対策などを評価)やeCMID (Electronic Common Marine Inspection Document: 電子共通海洋検査文書) は、海洋エネルギー業界における船舶の安全性と品質を評価管理するための重要な検査を積極的に受検しています。

​   洋上支援業務

洋上風車の建設はSEP船(Self Elevating Platform Vessel)「自己昇降式作業台船」と呼ばれる船により、風車の据付作業が行われます。このSEP船は自力で航海することができないため、当社が所有している「かいこう」のようなオフショア支援船が建設場所まで曳航業務を行っています。その他にも専門の技術作業員を現場まで輸送したり、建設に必要な資材を輸送しています。

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​   地質調査業務

当社では、2024年4月より地質調査船「EK HAYATE」の運航管理・船員の配乗・労務管理を行っています。

地質調査船とは、海底の地形や地質構造を調査する船です。

船に設置されているドリルを利用し、海底の土を採掘・調査をすることで洋上風車が建設可能な場所かどうかを判断する重要な一つの材料になります。​科学と技術の最前線で活躍することができます。

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